ゲーム紹介

*全員協力型

「フクロウホーホー」─フクロウを巣に帰す、思考タイプの全員協力型─

「フクロウホーホー」は、太陽が昇るまでにフクロウを巣に帰すことがテーマの、思考タイプの全員協力型ゲーム。有利な状況をうまく作り上げるのをみんなで考えるのがおもしろどころです。

2~4人でプレイできて、3人プレイ時のセット例はこんな感じ。カードは3枚ずつ配って、自分の前に表向きに並べます。みんなで考えたり意見を出し合ったりしながら、ボード右端に並んでいる6羽のフクロウを中央の巣に帰すことが目的です。

自分の番にまずすることは、自分のカードを1枚出すこと。そして、出したカードに合わせてボード上のコマを動かします。

上の写真の例では、黄色のカードを出しました。この場合、フクロウのうちどれか1羽を、そのフクロウがいたマスから巣に向かう道のりのうち、出したカードと同じ色が見えているマスまで動かします。動かしたら、山札からカードを1枚補充し、自分の前に表向きで並べたら次のプレイヤーに交代です。

もし自分の前に太陽カードがあったら、必ずそれを出さなくてはいけません。これを出した場合、ボード上の太陽を1マス右に動かします。

ゲームで使うカードのうち、6色の色カードは6枚ずつ。太陽カードは14枚。フクロウを全て巣に帰す前に、太陽が右端まで行ってしまったらゲームは失敗で、全員の負けとなってしまいます。

さて、色カードを出したときは、好きなフクロウを巣に向かって動かし、「出したカードと同じ色が見えているマス」まで進めます。このルールを生かせる状況を作り出せば、一気に遠くまで飛ばすこともできるわけです。

というわけで、色カードを出すときは、まずボードをよく見て考えることがポイント。また、他のプレイヤーの前に出ているカードの色も重要な情報。全員協力型なので、みんなで相談して先の展開を考えるのも大切。知恵を出し合えば、より有利な選択ができるかもしれません。

フクロウを巣に入れるには、そのフクロウがいるマスから見て、巣までの間にない色のカードを出せばオッケー。こうしてどんどんフクロウを戻していきましょう。もたもたしてると太陽はぐんぐん昇ってくるので、効率のよい選択が必要です。

太陽が右端に来る前に、フクロウを全て巣に戻したらミッション成功で、全員の勝ち。説明書では6羽のフクロウは最難モードとして設定されているので、フクロウの数を4羽や3羽にして難度を調整することもできます。

ボードの状況や自分のカードをよく見るだけでなく、他のプレイヤーのカードを見るのもポイントになってくるのが特徴。迷ったときには、あれこれ意見を出し合えるのも全員協力型ならではのよさ。一気にビューンと遠くまでフクロウを飛ばせたときの気持ちよさも楽しいゲームです。

(おわり)

「WAになって語ろう」─話して聞いて、覚えて思い出す全員協力型─

「WAになって語ろう」は、いろいろなお題について話したことを、よく聞いて覚えて思い出すゲーム。たとえ忘れても、全員協力型なのでみんな助けてくれるのが頼もしいです。上の写真、ふろしきとお盆に箱が乗っていますが、そういうパッケージなんです。

箱の中身は全てカード。上段の「質問カード」と、下段の「お坊さんカード」の2種類があります。

ゲームをするときのセット例はこんな感じ。説明書にはプレイ人数に応じた使用カードの枚数が載っていますので、それを混ぜて1つの山札にします。今回は4人プレイの例として、15枚の質問カードと、1~5のお坊さんカードを1枚ずつ使うことにします。

自分の番にまずすることは、山札から1枚カードをめくること。めくったのが質問カードだった場合、カードを読み上げて右どなりの人に質問しましょう。そして、尋ねられたプレイヤーは質問に答えます。

このやりとりを覚えておくことがあとあと得点につながります。よく聞いて、覚えておくことがポイントです。

ゲームを進める中で、いろいろな質問が出てきます。お坊さんが作ったというこのゲーム、質問は「自分からわざわざしないような話」を意図して作っているとのこと。

上の写真の質問は「いま一番ワクワクしていること」。自分に向けられた質問だとしたら、それって一体なんだろう?答える人にとっては、改めて自分に向き合う機会になる。聞く人にとっては、一緒に遊んでいる人の内面を知る機会になる。

そして、「へー、そうなんだ!」「あー、わかる~」といった感想が飛び交うのが楽しい。答えに対して追加の質問をするのも説明書で推奨されています。やりとりが記憶に残りやすくなり、なにより会話が深まっていくのが面白い。

さて、ゲームを進めていくうちに、お坊さんカードが登場しました。この場合、めくったプレイヤーが、指定された数だけさかのぼった質問とその答えを言えたら、その数が全員共有の得点となります。記憶をたどって思い出しましょう。

上の写真では、4つ前のやりとりを思い出します。えーと、4つ前は○○さんが答えたはずだから、……なんだっけ?と、思い出せなくてもあきらめなくて大丈夫。他のプレイヤーも、そのやりとりの「感想」を言ってよいルールになっています。覚えていることからうまくヒントを伝えれば、忘れた相手も思い出せるかもしれません。

やりとりを思い出して言えたら、お坊さんカードをお盆に乗せて得点ゲット。言えなかったときは得点できません。4人プレイでは全問正答すれば15点、説明書ではそのうち10点以上取れたら全員の勝利とされています。

ここまでの写真で出てきた質問カードは、こどもでも答えやすいものとして設定されているものでしたが、大人向けのカードもあります。下の段の黒いカードは、「ブラックな質問」とされているもの。メンバーや雰囲気によって、使うカードはあらかじめ選択しておくとよさそう。

「みんなで答えよう」と書かれている質問カードも。これが出たら、全員が質問に答えます。また、この質問を思い出して言うときには、全員の答えを言う必要があります。これは結構難しそう。

質問カードは表・裏ともに、こども用・大人用の区別ができるデザインになっていて親切設計。こども用の方も、自分と向き合うような内容なので、大人がやっても面白いはず。

自分がやってみて一番笑ったのは、みんなで「この質問と答えだったはず」と確信したあと、さかのぼって質問カードを確認したら全然違ったとき。点を取るのが目的ですが、なんだっけ?あれ?と、みんなで迷ったり失敗したりしたときが楽しいというのが逆説的で面白い。

話して聞いて、覚えて思い出すというやりとりで、お互いを知り合ったり、協力して思い出したりするこのゲーム。「へえー!」「そうそう!」「あれ…?」となるのが楽しいです。

(おわり)

「おばけの城」─アイテムのありかを伝えてゲットする、ボードゲーム版スイカ割り─

「おばけの城」は、アイテムのありかを声で伝えて手に入れる、全員協力型のゲーム。ボードゲーム版スイカ割りといった感じでもあります。

2~4人で遊べて、セット例はこんな感じ。箱を囲むようにして、自分の「辺」を決めて座ります。

ゲームの目的は、プレイヤーが交代で磁石の仕込まれた杖を持ち、箱の中をスライドさせて指定のアイテムを時間内に手に入れること。自分の辺からスタートして、ツツツーッと杖を滑らせていき…

「クエストカード」で指定されたアイテムをカチッとくっつけて、再び自分の辺まで戻せばオッケー。クエストカードに描かれた2つのアイテムを手に入れたら、次のプレイヤーに杖を渡して役割交代です。

…ただ、これだと簡単でゲームにならないですよね。実は、杖を持つ役のときにはこの道具を使う必要があります。

それは、このおばけマスク。これを顔の上半分に着けなくてはいけません。

つけるとこうなる。なんだろう、このたたずまい。なんかウケる。

こどもおばけが大人おばけの仲間入りをする試験としてアイテムを集める、というテーマのこのゲーム。楽しげでかわいいはずですが、撮影を頼んだ妻は「なんかむかつく」と3回くらい言いながら撮っていました。

着けたビジュアルはともかく、マスクに穴はないのでなんにも見えない状態で杖を動かします。他のプレイヤーは、うまくたどりつけるように指示を出さなくてはいけません。「右!右!」「こっちに進んで!」と伝えるのは、スイカ割りに似ています。

ただ、「右!」というのは誰にとっての右でしょう。「こっちに進んで!」の「こっち」はどっちでしょう。というわけで、目隠ししている相手の立場に立って、伝わるように工夫するのがポイント。時間制限があるので、正確さだけでなく、素早さも大事です。

また、お城の中にはアイテムに以外におばけも潜んでいます。こいつをくっつけてしまったら、どこかの辺に連れていってお祓いしなくてはいけません。お祓いできる数には制限があるので、あまりにも間違えると時間制限を待たずにゲームオーバーです。

ゲームの難易度は、時間や使うものの数によって調整します。基本ゲームでは、18分以内に6枚のクエストカードをクリアする必要があって、お祓いは10回まで。

「右…じゃない、左!」「奥!違う、逆!いやいや行き過ぎ!」と、スイカ割りの思い出がよみがえるこのゲーム。聞き取ったことを正確に実行するのも大切です。

お互いに慣れてくると、音声で指示が出せるUFOキャッチャーのような感じにもなってくる。ときどき混乱しつつ、正しく伝える、正しく聞き取るやりとりをワイワイやるのがゲームです。

(おわり)

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