「スリーヒントゲーム」は、読み上げられる3つのヒントに合う絵札を素早く探すゲーム。「聞いて覚えて探す」という連携が普通のよりもちょっぴり難しいカルタです。

箱の中身は全て厚紙製のカードで、読み札と取り札が48枚ずつ。読み札には3つのヒントが書かれていて、取り札にはヒントと対応する絵が描かれています。基本の遊び方はカルタ。読み上げをよく聞いて、それに合う取り札を探しましょう。

(※本来の製品はカドが直角ですが、写真は筆者がかどまるPROのMサイズで丸めたものです。さわり心地がグッと変わります。)

普通のカルタでは最初のひらがなだけで探せますが、このカルタはちょっと違う。読み上げを最後までよく聞いて、3つの説明を満たす札を探す必要があります。

48枚を広げると、なかなかの混乱度。たくさん散らばる札の中から、聞いた内容を一時的に保持してよく探すことが重要です。また、音声言語として得た情報を、絵という視覚情報に変換することも必要になってきます。

札を取るのはもちろん早い者勝ち。一連の情報処理と取るという行動を素早くおこなう必要があるので、実は結構シビアなゲームかもしれません。

動物は12種類で、それぞれ4枚ずつ。たぶん意図的なデザインだと思いますが、形や色合いが似ているもの同士があるので、よく観察することも大切です。

たくさん散らばる中から探すのは結構難しい。でも、読み上げを聞きながら「ぞうが確定した時点でぞうの位置を探し始めて、さらに続く情報から絞り込んでいく」ということは可能。もちろん年齢にもよりますが、情報の入力と行動を同時進行させれば、取れる確率は上がるわけです。

動物が違っても動作は似ているものもあるので、紛らわしさはさらにアップ。48枚の中から見極めるのは、なかなか大変で探しがいがありそうです。札を半分だけ使うなど、難易度の調整をしてもいいかもしれません。

説明書には、トランプの神経衰弱と同じルールの遊び方も掲載。絵には「動物・動作・服装」の3要素があるので、子どもによってはまずは絵合わせで遊んで「同じ/違う」を理解するステップをじっくり取るのもよさそうです。

個人的にはこのゲーム、3セット購入。カルタは年齢差や実力差がはっきり出やすいゲームなので、本気で競うと勝ち目がなくてやる気をなくす子が出る場合もありがち。

でも、取り札を複数セット使ってそれぞれに「自分専用の取り札」があるようにすれば、取る早さに差があっても人に取られることはなくなって、勝敗の厳しさがマイルドになります。1つ463円という価格も買いやすいです。

他にも、お話作りやクイズなど、遊び方のアレンジはいろいろできそう。普通のカルタからちょっとステップアップしつつ、遊びの幅も広がりそうなゲームです。

(おわり)