ゲーム紹介

#コミュニケーション

「WAになって語ろう」─話して聞いて、覚えて思い出す全員協力型─

「WAになって語ろう」は、いろいろなお題について話したことを、よく聞いて覚えて思い出すゲーム。たとえ忘れても、全員協力型なのでみんな助けてくれるのが頼もしいです。上の写真、ふろしきとお盆に箱が乗っていますが、そういうパッケージなんです。

箱の中身は全てカード。上段の「質問カード」と、下段の「お坊さんカード」の2種類があります。

ゲームをするときのセット例はこんな感じ。説明書にはプレイ人数に応じた使用カードの枚数が載っていますので、それを混ぜて1つの山札にします。今回は4人プレイの例として、15枚の質問カードと、1~5のお坊さんカードを1枚ずつ使うことにします。

自分の番にまずすることは、山札から1枚カードをめくること。めくったのが質問カードだった場合、カードを読み上げて右どなりの人に質問しましょう。そして、尋ねられたプレイヤーは質問に答えます。

このやりとりを覚えておくことがあとあと得点につながります。よく聞いて、覚えておくことがポイントです。

ゲームを進める中で、いろいろな質問が出てきます。お坊さんが作ったというこのゲーム、質問は「自分からわざわざしないような話」を意図して作っているとのこと。

上の写真の質問は「いま一番ワクワクしていること」。自分に向けられた質問だとしたら、それって一体なんだろう?答える人にとっては、改めて自分に向き合う機会になる。聞く人にとっては、一緒に遊んでいる人の内面を知る機会になる。

そして、「へー、そうなんだ!」「あー、わかる~」といった感想が飛び交うのが楽しい。答えに対して追加の質問をするのも説明書で推奨されています。やりとりが記憶に残りやすくなり、なにより会話が深まっていくのが面白い。

さて、ゲームを進めていくうちに、お坊さんカードが登場しました。この場合、めくったプレイヤーが、指定された数だけさかのぼった質問とその答えを言えたら、その数が全員共有の得点となります。記憶をたどって思い出しましょう。

上の写真では、4つ前のやりとりを思い出します。えーと、4つ前は○○さんが答えたはずだから、……なんだっけ?と、思い出せなくてもあきらめなくて大丈夫。他のプレイヤーも、そのやりとりの「感想」を言ってよいルールになっています。覚えていることからうまくヒントを伝えれば、忘れた相手も思い出せるかもしれません。

やりとりを思い出して言えたら、お坊さんカードをお盆に乗せて得点ゲット。言えなかったときは得点できません。4人プレイでは全問正答すれば15点、説明書ではそのうち10点以上取れたら全員の勝利とされています。

ここまでの写真で出てきた質問カードは、こどもでも答えやすいものとして設定されているものでしたが、大人向けのカードもあります。下の段の黒いカードは、「ブラックな質問」とされているもの。メンバーや雰囲気によって、使うカードはあらかじめ選択しておくとよさそう。

「みんなで答えよう」と書かれている質問カードも。これが出たら、全員が質問に答えます。また、この質問を思い出して言うときには、全員の答えを言う必要があります。これは結構難しそう。

質問カードは表・裏ともに、こども用・大人用の区別ができるデザインになっていて親切設計。こども用の方も、自分と向き合うような内容なので、大人がやっても面白いはず。

自分がやってみて一番笑ったのは、みんなで「この質問と答えだったはず」と確信したあと、さかのぼって質問カードを確認したら全然違ったとき。点を取るのが目的ですが、なんだっけ?あれ?と、みんなで迷ったり失敗したりしたときが楽しいというのが逆説的で面白い。

話して聞いて、覚えて思い出すというやりとりで、お互いを知り合ったり、協力して思い出したりするこのゲーム。「へえー!」「そうそう!」「あれ…?」となるのが楽しいです。

(おわり)

「レグロス」─棒とディスクで描く、お絵かき当てっこ─

「レグロス」は、部品を並べてお題を描き、それが何かを当て合うゲーム。描き役も解答役も頭をひねり、うまく通じ合えると面白いんです。

3~6人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。大きなボードに載っている16枚の絵が、描くべきお題です。

お題を描くために使う部品は、これらのディスクと棒。描くと言っても、ペンや筆ではないわけです。

さて、ゲームは「芸術家」役をラウンドごとに順番で回していきます。砂時計をひっくり返したらラウンドのスタート。芸術家がすることは、めくった数字タイルに対応するお題を部品を使って描くこと。上の写真のサクランボ、かなり上手にできたと思います。

芸術家以外のプレイヤーは解答者。解答者はそれが何かを早い者勝ちで答えます。絵が完成してなくても解答できますが、間違えるとその問題の解答権はなくなるので、判断のスピードと確実性のバランスが大切です。

正解が出たら、芸術家は次の数字タイルを引いて再び描く…を砂時計が落ちきるまで繰り返します。上の写真、これだとちょっとわからないかと思います。

ただ、お題ボードをよく見ればわかるのではないでしょうか。答えはハイヒール。うまく表せない…と思っても、意外と解答者に通じるのがこのゲームの楽しい瞬間の1つ。

芸術家は、形の限られた部品を組み合わせて、柔軟に表現することがポイント。上の写真はなんでしょう。芸術家はヒントを言ったり、ジェスチャーしたりはできません。

答えはチョウチョ。うまく表現できていますが、使った部品は5つ。数が少ないディスクを4つも使っています。

というのは、芸術家がお題を描く際、一度使った部品はもう使えないからです。だんだん表現の幅が狭まっていく中、どうにかしてやりくりするのもポイント。難しいと思ったお題はパスして次の数字タイルを引けるので、そこも考えどころです。

この問題、ディスク1枚だけでも青リンゴって通じるんじゃないでしょうか。解答者は作品とお題ボードをよく見て、想像力を働かせながら考えるのがポイントです。

砂時計が落ちきったらラウンド終了。解答者は正解の目印としてボードに置いた自分の色のキューブの数が得点。芸術家はうまく伝わったということで、ボード上のキューブ全体の数が得点となります。

次のラウンドはお題を全て変えて、芸術家を交代します。お題タイルは92枚、両面印刷なので184種類のお題があるのでやりごたえ十分です。プレイヤーが1回ずつ芸術家を担当したらゲーム終了。その時点の得点で順位を決めます。

芸術家は大量得点のチャンス。限られた部品と時間の中で、柔軟に表現するのが勝利への道。また、解答者は何が表現されているか意図を読み取り、想像力を働かせて考えるのが大事。

箱に描かれたカタツムリの完成度もなかなかのもの。「なんでわかってくれないの…」というもどかしさや、「よくこれでわかったな!」と通じ合う嬉しさが楽しいゲームです。

(おわり)

「おばけの城」─アイテムのありかを伝えてゲットする、ボードゲーム版スイカ割り─

「おばけの城」は、アイテムのありかを声で伝えて手に入れる、全員協力型のゲーム。ボードゲーム版スイカ割りといった感じでもあります。

2~4人で遊べて、セット例はこんな感じ。箱を囲むようにして、自分の「辺」を決めて座ります。

ゲームの目的は、プレイヤーが交代で磁石の仕込まれた杖を持ち、箱の中をスライドさせて指定のアイテムを時間内に手に入れること。自分の辺からスタートして、ツツツーッと杖を滑らせていき…

「クエストカード」で指定されたアイテムをカチッとくっつけて、再び自分の辺まで戻せばオッケー。クエストカードに描かれた2つのアイテムを手に入れたら、次のプレイヤーに杖を渡して役割交代です。

…ただ、これだと簡単でゲームにならないですよね。実は、杖を持つ役のときにはこの道具を使う必要があります。

それは、このおばけマスク。これを顔の上半分に着けなくてはいけません。

つけるとこうなる。なんだろう、このたたずまい。なんかウケる。

こどもおばけが大人おばけの仲間入りをする試験としてアイテムを集める、というテーマのこのゲーム。楽しげでかわいいはずですが、撮影を頼んだ妻は「なんかむかつく」と3回くらい言いながら撮っていました。

着けたビジュアルはともかく、マスクに穴はないのでなんにも見えない状態で杖を動かします。他のプレイヤーは、うまくたどりつけるように指示を出さなくてはいけません。「右!右!」「こっちに進んで!」と伝えるのは、スイカ割りに似ています。

ただ、「右!」というのは誰にとっての右でしょう。「こっちに進んで!」の「こっち」はどっちでしょう。というわけで、目隠ししている相手の立場に立って、伝わるように工夫するのがポイント。時間制限があるので、正確さだけでなく、素早さも大事です。

また、お城の中にはアイテムに以外におばけも潜んでいます。こいつをくっつけてしまったら、どこかの辺に連れていってお祓いしなくてはいけません。お祓いできる数には制限があるので、あまりにも間違えると時間制限を待たずにゲームオーバーです。

ゲームの難易度は、時間や使うものの数によって調整します。基本ゲームでは、18分以内に6枚のクエストカードをクリアする必要があって、お祓いは10回まで。

「右…じゃない、左!」「奥!違う、逆!いやいや行き過ぎ!」と、スイカ割りの思い出がよみがえるこのゲーム。聞き取ったことを正確に実行するのも大切です。

お互いに慣れてくると、音声で指示が出せるUFOキャッチャーのような感じにもなってくる。ときどき混乱しつつ、正しく伝える、正しく聞き取るやりとりをワイワイやるのがゲームです。

(おわり)

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