ゲーム紹介

#コミュニケーション

「バンディド」─みんなで道をつないで、脱獄犯を閉じ込めろ!─

「バンディド」は、脱獄しようとする囚人を逃さないように、つないだ道を塞ぐゲーム。プレイヤー全員で協力して頭をひねり、力を合わせて閉じ込めます。

1~4人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。まずはまん中に1枚だけある「牢獄カード」を置きましょう。他のカードは全て「通路カード」で、手札として3枚ずつ配布。残りは裏向きに積んで山札とします。

自分の番にすることは、手札を1枚出して、場のカードの道とつながるように並べること。並べたら山札から1枚補充し、次のプレイヤーの番になります。やることはこの上なくシンプルです。

カードの中には行き止まりを作ることができるものも。こんな風に全員で道をつなぎながら塞いで、脱獄できないようにするのがゲームの目的です。

カードを出す向きは縦でも横でもオッケー。ただし、道がつながるように並べなくてはいけません。道が途切れて壁にぶつかるような並べ方はできないので注意です。

こうして順番にカードを出していき、道を塞ぐことを目指します。上のアニメの最後のコマのように、途切れた道が半端なスペースを残すようなカードの置き方もできません。

このゲームは全員協力型。お互いの手札を見せ合うことはできませんが、相談や情報交換をするのはオッケー。「ここ、置いちゃってもいい?」「そこ、いいのあるから置かないで!」など、コミュニケーションをすることでうまく道がつながっていきます。

そうは言っても、手札によっては収束しつつある道をまた複数に分岐させざるを得ないケースもしばしばあるので、なかなかもどかしい。「うーん…」とうなって考え込んでしまうこともよくあります。

その分、道をうまく塞げたときは気持ちがいい。何も考えないで並べていくと、どんどん道が広がってしまいがち。どう並べたらうまく収束させて塞げるか、先を見通して考えるのもポイントです。

こうして続けていき、通路を完全に塞げたらミッション成功です。69枚ある「通路カード」を使い切っても塞げないときはミッション失敗。運の要素もありつつ、相談と思考とで成功を目指しましょう。

ちなみに、最初に置く「牢獄カード」は両面印刷。ここまでの例では「イージーモード」の面を使っていますが、裏側は「ノーマルモード」。最初に広がる通路の数が多いので難しくなります。

道がどの方向に広がるかはやってみないとわからないので、広いところでプレイするのがおすすめ。やってみるとわかりますが、結構苦しい局面に置かれることも多い分、誰かがうまく並べたときの「ナイス!」感が嬉しい。ルールはごくごく簡単ながら、相談や協力が楽しいゲームです。

(おわり)

「スリーヒントゲーム」─聞いて覚えて絵札を探す、まぎらわカルタ─

「スリーヒントゲーム」は、読み上げられる3つのヒントに合う絵札を素早く探すゲーム。「聞いて覚えて探す」という連携が普通のよりもちょっぴり難しいカルタです。

箱の中身は全て厚紙製のカードで、読み札と取り札が48枚ずつ。読み札には3つのヒントが書かれていて、取り札にはヒントと対応する絵が描かれています。基本の遊び方はカルタ。読み上げをよく聞いて、それに合う取り札を探しましょう。

(※本来の製品はカドが直角ですが、写真は筆者がかどまるPROのMサイズで丸めたものです。さわり心地がグッと変わります。)

普通のカルタでは最初のひらがなだけで探せますが、このカルタはちょっと違う。読み上げを最後までよく聞いて、3つの説明を満たす札を探す必要があります。

48枚を広げると、なかなかの混乱度。たくさん散らばる札の中から、聞いた内容を一時的に保持してよく探すことが重要です。また、音声言語として得た情報を、絵という視覚情報に変換することも必要になってきます。

札を取るのはもちろん早い者勝ち。一連の情報処理と取るという行動を素早くおこなう必要があるので、実は結構シビアなゲームかもしれません。

動物は12種類で、それぞれ4枚ずつ。たぶん意図的なデザインだと思いますが、形や色合いが似ているもの同士があるので、よく観察することも大切です。

たくさん散らばる中から探すのは結構難しい。でも、読み上げを聞きながら「ぞうが確定した時点でぞうの位置を探し始めて、さらに続く情報から絞り込んでいく」ということは可能。もちろん年齢にもよりますが、情報の入力と行動を同時進行させれば、取れる確率は上がるわけです。

動物が違っても動作は似ているものもあるので、紛らわしさはさらにアップ。48枚の中から見極めるのは、なかなか大変で探しがいがありそうです。札を半分だけ使うなど、難易度の調整をしてもいいかもしれません。

説明書には、トランプの神経衰弱と同じルールの遊び方も掲載。絵には「動物・動作・服装」の3要素があるので、子どもによってはまずは絵合わせで遊んで「同じ/違う」を理解するステップをじっくり取るのもよさそうです。

個人的にはこのゲーム、3セット購入。カルタは年齢差や実力差がはっきり出やすいゲームなので、本気で競うと勝ち目がなくてやる気をなくす子が出る場合もありがち。

でも、取り札を複数セット使ってそれぞれに「自分専用の取り札」があるようにすれば、取る早さに差があっても人に取られることはなくなって、勝敗の厳しさがマイルドになります。1つ463円という価格も買いやすいです。

他にも、お話作りやクイズなど、遊び方のアレンジはいろいろできそう。普通のカルタからちょっとステップアップしつつ、遊びの幅も広がりそうなゲームです。

(おわり)

「WAになって語ろう」─話して聞いて、覚えて思い出す全員協力型─

「WAになって語ろう」は、いろいろなお題について話したことを、よく聞いて覚えて思い出すゲーム。たとえ忘れても、全員協力型なのでみんな助けてくれるのが頼もしいです。上の写真、ふろしきとお盆に箱が乗っていますが、そういうパッケージなんです。

箱の中身は全てカード。上段の「質問カード」と、下段の「お坊さんカード」の2種類があります。

ゲームをするときのセット例はこんな感じ。説明書にはプレイ人数に応じた使用カードの枚数が載っていますので、それを混ぜて1つの山札にします。今回は4人プレイの例として、15枚の質問カードと、1~5のお坊さんカードを1枚ずつ使うことにします。

自分の番にまずすることは、山札から1枚カードをめくること。めくったのが質問カードだった場合、カードを読み上げて右どなりの人に質問しましょう。そして、尋ねられたプレイヤーは質問に答えます。

このやりとりを覚えておくことがあとあと得点につながります。よく聞いて、覚えておくことがポイントです。

ゲームを進める中で、いろいろな質問が出てきます。お坊さんが作ったというこのゲーム、質問は「自分からわざわざしないような話」を意図して作っているとのこと。

上の写真の質問は「いま一番ワクワクしていること」。自分に向けられた質問だとしたら、それって一体なんだろう?答える人にとっては、改めて自分に向き合う機会になる。聞く人にとっては、一緒に遊んでいる人の内面を知る機会になる。

そして、「へー、そうなんだ!」「あー、わかる~」といった感想が飛び交うのが楽しい。答えに対して追加の質問をするのも説明書で推奨されています。やりとりが記憶に残りやすくなり、なにより会話が深まっていくのが面白い。

さて、ゲームを進めていくうちに、お坊さんカードが登場しました。この場合、めくったプレイヤーが、指定された数だけさかのぼった質問とその答えを言えたら、その数が全員共有の得点となります。記憶をたどって思い出しましょう。

上の写真では、4つ前のやりとりを思い出します。えーと、4つ前は○○さんが答えたはずだから、……なんだっけ?と、思い出せなくてもあきらめなくて大丈夫。他のプレイヤーも、そのやりとりの「感想」を言ってよいルールになっています。覚えていることからうまくヒントを伝えれば、忘れた相手も思い出せるかもしれません。

やりとりを思い出して言えたら、お坊さんカードをお盆に乗せて得点ゲット。言えなかったときは得点できません。4人プレイでは全問正答すれば15点、説明書ではそのうち10点以上取れたら全員の勝利とされています。

ここまでの写真で出てきた質問カードは、こどもでも答えやすいものとして設定されているものでしたが、大人向けのカードもあります。下の段の黒いカードは、「ブラックな質問」とされているもの。メンバーや雰囲気によって、使うカードはあらかじめ選択しておくとよさそう。

「みんなで答えよう」と書かれている質問カードも。これが出たら、全員が質問に答えます。また、この質問を思い出して言うときには、全員の答えを言う必要があります。これは結構難しそう。

質問カードは表・裏ともに、こども用・大人用の区別ができるデザインになっていて親切設計。こども用の方も、自分と向き合うような内容なので、大人がやっても面白いはず。

自分がやってみて一番笑ったのは、みんなで「この質問と答えだったはず」と確信したあと、さかのぼって質問カードを確認したら全然違ったとき。点を取るのが目的ですが、なんだっけ?あれ?と、みんなで迷ったり失敗したりしたときが楽しいというのが逆説的で面白い。

話して聞いて、覚えて思い出すというやりとりで、お互いを知り合ったり、協力して思い出したりするこのゲーム。「へえー!」「そうそう!」「あれ…?」となるのが楽しいです。

(おわり)

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