ゲーム紹介

#記憶

「お月さまバランスゲーム」─思わず全部乗せたくなるバランス積み木─

「お月さまバランスゲーム」は、グラグラ揺れるお月さまの上に、円柱型の積み木を乗せていくゲーム。個人戦が基本ルールですが、競う以上にパーフェクトに挑戦したくなるゲームでもあります。

まずは説明書で例示されている基本ルールで説明しましょう。2人以上で遊べて、セット例はこんな感じ。ベースのお月さまの他に、6色の円柱積み木が3つずつ。サイコロの各面は、積み木の色と対応しています。

自分の番ではまず、サイコロを振ります。そして、出た面と同じ色の積み木をどれか1つ、お月さまの上に乗せます。まあ、最初のうちは簡単ですね。

しかし、だんだん難しくなっていく。乗せた拍子に積み木が1つでも崩れて落ちてしまったら、ゲームから脱落。最後まで残ったプレイヤーが優勝です。

サイコロで出た色の積み木が3つとも積まれている場合は、残っている積み木の色が出るまで振り直し。つまり自分の番では必ず積む必要があって、なかなか厳しいルールです。

お察しの通り、積み木を乗せると月がグラグラ揺れるのでスリリング。このことも踏まえて、手先を慎重に使う必要があります。

ゲームが進むうちに、だんだん乗せるのが難しくなっていく。上の写真の状況は、なかなか絶望的な感じ。両端のちょっと内側に乗せられそうにも見えますが、経験からすると、たぶん細い積み木が落っこちます。

どこに乗せたら安全かよく見て考えるのがポイント。「これをあそこに乗せたらこうなるはずだから…」と、意外と先のことを予測する想像力が必要になってきます。

さて、説明書の個人戦ルールはほんわかした見た目の印象より厳しいのですが、やってみると大抵、「全部の積み木を乗せられるのかな…?」という気持ちになると思います。これがなかなか難しく、大人でもそれなりに何度も崩しちゃう。その度に「あ~っ!」となりますが、このゲームは再挑戦の簡単さがいいところ。ほぼ自動的に手が動き出します。

崩しても「さっきはこうして崩したから、今度はこうしてみたら…」と、試行錯誤しながら改善しようとする気持ちが自然発生。繰り返す中で、想像力と物理的なバランス感覚が、だんだん研ぎ澄まされていくのがわかるのがおもしろどころ。1人で根気よくやるのもいいし、みんなでああだこうだと知恵を出し合ってやるのもいい。

箱にしまうときは、同じ大きさ同士の積み木をまとめるとピタッと納まるようになっています。小さな子が片付けるときには、こうして収納する中で導かれる感覚がありそう。

ただ、気軽に持ち運びをしたいときのために、ザザッと全てが入る巾着袋もついてくる。必ずしもきれいに入れなくてもよいのも気が利いてます。

部品は全て木製ですが、1000円台前半で買えるお手頃さも魅力。なんとなく置いてあるだけでも楽しく、いざやってみると思った以上の手応えがあるのが意外なゲームです。

(おわり)

「ダイナソーエスケープ」─火山爆発までに脱出せよ!恐竜の協力すごろく─

「ダイナソーエスケープ」は、火山が爆発するまでに迷子のこども恐竜を探し出す、全員協力型の記憶&すごろくゲームです。

説明書には2~4人用となっていますが、実際は何人で遊ぶこともできます。何人でプレイするときも、セット例はこんな感じ。3つの恐竜コマが置いてある場所が規定のスタート位置です。

自分の番にまずするのは、サイコロを振ること。数字が出た場合、どれか1つの恐竜を一方向にその数だけ進めます。

止まった場所が、青・緑・オレンジのマスの場合、そのゾーンにあるジャングルタイルを1枚めくります。上の写真で出てきたのはマンモスの牙。出たのが恐竜の絵ではないときは何も起きず、そのまま裏返して次のプレイヤーの番に移ります。

上の例では、めくって出たのが動かしたコマと同じ恐竜。この場合、無事に迷子のこども恐竜を見つけられたということで、ボードの隅にある島に親子ともども避難成功です。プレイヤーで協力して、3組の恐竜親子を逃がすのがゲームの目的です。

めくって出たのが恐竜でも、そのコマと違う種類の場合は助けることができません。裏返して戻しますが、このあと同じ恐竜が助けに来ることに備えて、よく見て覚えておくといいでしょう。

動かすコマは恐竜は、全て草食。めくった出たのがティラノサウルスの場合、慌てて逃げるということで、全てのコマが足跡マークのあるスタートマスに戻されます。

というわけで、どのタイルがどこにあるか、覚えておくのがポイント。全員協力型ですから、どこに何があったか、どのコマをどう動かせばよいか、記憶や知恵を出し合うと成功率も上がるはず。

さて、サイコロで火山の絵が出ることもあります。この場合、ボード中央のスタンドに火山パーツを1つ立てます。みんなが逃げる前に、5つのパーツが組み上がって火山が爆発すると、ミッション失敗。失敗なのですが、火山は結構迫力があっていい感じです。

サイコロ運の要素もありますが、できるだけ早く逃げるために記憶とコマの動かし方の工夫をすることがポイント。自然とコミュニケーションも生まれて、だんだんグツグツしてくる火山にドキドキしながら考えるのが楽しいゲームです。

(おわり)

「WAになって語ろう」─話して聞いて、覚えて思い出す全員協力型─

「WAになって語ろう」は、いろいろなお題について話したことを、よく聞いて覚えて思い出すゲーム。たとえ忘れても、全員協力型なのでみんな助けてくれるのが頼もしいです。上の写真、ふろしきとお盆に箱が乗っていますが、そういうパッケージなんです。

箱の中身は全てカード。上段の「質問カード」と、下段の「お坊さんカード」の2種類があります。

ゲームをするときのセット例はこんな感じ。説明書にはプレイ人数に応じた使用カードの枚数が載っていますので、それを混ぜて1つの山札にします。今回は4人プレイの例として、15枚の質問カードと、1~5のお坊さんカードを1枚ずつ使うことにします。

自分の番にまずすることは、山札から1枚カードをめくること。めくったのが質問カードだった場合、カードを読み上げて右どなりの人に質問しましょう。そして、尋ねられたプレイヤーは質問に答えます。

このやりとりを覚えておくことがあとあと得点につながります。よく聞いて、覚えておくことがポイントです。

ゲームを進める中で、いろいろな質問が出てきます。お坊さんが作ったというこのゲーム、質問は「自分からわざわざしないような話」を意図して作っているとのこと。

上の写真の質問は「いま一番ワクワクしていること」。自分に向けられた質問だとしたら、それって一体なんだろう?答える人にとっては、改めて自分に向き合う機会になる。聞く人にとっては、一緒に遊んでいる人の内面を知る機会になる。

そして、「へー、そうなんだ!」「あー、わかる~」といった感想が飛び交うのが楽しい。答えに対して追加の質問をするのも説明書で推奨されています。やりとりが記憶に残りやすくなり、なにより会話が深まっていくのが面白い。

さて、ゲームを進めていくうちに、お坊さんカードが登場しました。この場合、めくったプレイヤーが、指定された数だけさかのぼった質問とその答えを言えたら、その数が全員共有の得点となります。記憶をたどって思い出しましょう。

上の写真では、4つ前のやりとりを思い出します。えーと、4つ前は○○さんが答えたはずだから、……なんだっけ?と、思い出せなくてもあきらめなくて大丈夫。他のプレイヤーも、そのやりとりの「感想」を言ってよいルールになっています。覚えていることからうまくヒントを伝えれば、忘れた相手も思い出せるかもしれません。

やりとりを思い出して言えたら、お坊さんカードをお盆に乗せて得点ゲット。言えなかったときは得点できません。4人プレイでは全問正答すれば15点、説明書ではそのうち10点以上取れたら全員の勝利とされています。

ここまでの写真で出てきた質問カードは、こどもでも答えやすいものとして設定されているものでしたが、大人向けのカードもあります。下の段の黒いカードは、「ブラックな質問」とされているもの。メンバーや雰囲気によって、使うカードはあらかじめ選択しておくとよさそう。

「みんなで答えよう」と書かれている質問カードも。これが出たら、全員が質問に答えます。また、この質問を思い出して言うときには、全員の答えを言う必要があります。これは結構難しそう。

質問カードは表・裏ともに、こども用・大人用の区別ができるデザインになっていて親切設計。こども用の方も、自分と向き合うような内容なので、大人がやっても面白いはず。

自分がやってみて一番笑ったのは、みんなで「この質問と答えだったはず」と確信したあと、さかのぼって質問カードを確認したら全然違ったとき。点を取るのが目的ですが、なんだっけ?あれ?と、みんなで迷ったり失敗したりしたときが楽しいというのが逆説的で面白い。

話して聞いて、覚えて思い出すというやりとりで、お互いを知り合ったり、協力して思い出したりするこのゲーム。「へえー!」「そうそう!」「あれ…?」となるのが楽しいです。

(おわり)

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