ゲーム紹介

#コミュニケーション

「サウンドカルテット」─動物の鳴きまねでにぎやかにカード集め─

「サウンドカルテット」は、他のプレイヤーからカードを集めて、同じ動物のカードを4枚揃えた組数を競うゲーム。ドイツでポピュラーなゲーム「カルテット」のアレンジ版で、ブヒブヒだのコケコッコーだの、このバージョン独特の楽しいにぎやかさがあります。

箱の中身は全てカード。大きく分けて2種類のカードがあり、上の写真は「動物カード」。13種類の動物がそれぞれ4枚ずつ。ゲームの目的は、同じ「動物カード」の4枚組をたくさん集めることです。

このゲームではプレイヤーそれぞれが「ある動物役」になります。それを決めるのが上の写真の「役割カード」で、6種類が1枚ずつ。ゲームの始めに各プレイヤーが1枚ずつ取り、その動物役となります。

さて、ゲームは3~6人でプレイできて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。7枚ずつ「動物カード」を配り、残りは山札です。

自分の番ですることは、他のプレイヤーに自分が欲しい「動物カード」を持っているか尋ねること。上のような手札の場合、あと2枚カエルが集まれば4枚揃うので、手に入れるべく尋ねてみましょう。

その尋ね方にルールがあります。それは「尋ねる相手の役割の鳴き声+欲しい動物の鳴き声」というもの。サル役にカエルのカードを持ってるか尋ねるときは、「ウッキー!ケロケロ?」となるわけです。

尋ねられたプレイヤーはそのカードを持っていたら、正直に1枚差し出します。尋ねた側はゲット成功、自分の番はさらに続き、誰かに何の動物を持っているか再び尋ねることができます。同じ相手に聞くのもオッケーで、同じ動物を聞くのもオッケーです。今度はフクロウ役にカエルを持っているか聞くことにしてみましょう。

今度は「ホーホー!ケロケロ?」。尋ねられたプレイヤーがそのカードを持っていない場合、「ブーッ!」と答えます。尋ねたプレイヤーは山札から1枚取って手札とし、次のプレイヤーに交代です。

こうして、ヒヒーン!ニャーニャー?、ワオーン!ブヒブヒ?などと言い合いながら、ゲームが進んでいきます。そのやりとりがにぎやかでまず楽しい。

でも、そのにぎやかさの陰には考えどころも。カードのやりとりをよく聞きよく見ておくと、次に順番が回ってきたときに有利に質問できる。「ウマのところにはヒツジが3枚あるはず…」と、やりとりを覚えておくことで、カードを集めやすくなります。

見事に4枚集まったら、「タッタラー!」と宣言し、集めた動物の鳴きまねをしながら場に出しましょう。1点獲得し、次のプレイヤーに交代です。

こんな風に続けて、手札がなくなったプレイヤーが出たタイミングでゲームは終了。その時点で一番多い得点のプレイヤーが優勝です。

動物の鳴き声がポイントになるので、ゲーム前に全員で確認するとよいでしょう。メーメー、パオーンあたりはいいとして、ロバや魚の鳴き声ってなんだろう?わいわい言いながら、楽しくルールを共有する機会にもなります。

普通のカルテットと異なり、山札があったり、自分が持っていないカードでも質問できたりと、ちょっとゲーム性が違うのも新鮮。他のプレイヤーの動向をよく観察・記憶して、「…ってことは、…ははーん!」となるのも楽しいゲームです。

(おわり)

「ストーリーライン:フェアリーテール」─カードを選び合って物語をつむぐ─

「ストーリーライン:フェアリーテール」は、話を展開させるカードを選び合って、物語をつむいでいくゲーム。発想をいかしつつも、やることはカード選びなので気軽に楽しめます。

3~8人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。手札は5枚ずつで、山札が6つあります。

5枚の手札は、5種類ある山札の「ストーリーカード」から1枚ずつ引いたもの。キャラクター・場所・物品・行動・状態、それぞれを表す内容が描かれています。

さて、ゲームは「ナレーター役」を交代しながらラウンドを進めていきます。ラウンドの最初に、そのラウンドのナレーター役は「ナレーターカード」を山札から1枚引いて読み上げ、場に提示します。

「ナレーターカード」には1~15の番号が振られており、その順番にめくっていくことで物語が展開されていきます。そして必ず、「ストーリーカード」の種類に対応するリボンが挿入されています。上の写真では「キャラクター」。

他のプレイヤーは、キャラクターの「ストーリーカード」を1枚引きます。これで手札にはキャラクターのカードが2枚。そして、展開させたいストーリーを考え、2枚のうちいずれかを場に裏向きで出します。

うーん、きつねと王様、どっちにしよう。ここでは、きつねにすることにしてみましょう。

出されたカードはシャッフルしたあと公開します。そして、ナレーター役はどのカードにするかを決定。ここでは主人公として、「魔神」が採用されました。「やっぱそれだよね!」「こっちの方がいいでしょ!」と、それぞれの感覚の一致や違いに盛り上がるところです。

「魔神」を出したプレイヤーは、選ばれたご褒美に勲章をランダムに1つゲット。裏を見ないでそのまま自分の前に置いておきましょう。これでこのラウンドは終了です。

次のラウンドではナレーター役を交代し、ナレーターカードをめくって公開。他のプレイヤーは手札から選んで……を繰り返してゲームが進んでいきます。

というわけで、勲章を手に入れるためには、どんな話になったらいいかな…と、想像してカードを出していくのがポイント。なるほど感があったり、意外だったりする展開になるカードを出せると、選ばれる確率が上がるかもしれません。

また、「ナレーター役はあの人だから、きっとこういう展開が好きなはず」と、人の好みや気持ちを考えてカード選びに生かすのもいいかもしれません。

15枚目のカードで物語はおしまい。得点計算のため、各自が手に入れた勲章を裏返して確認してみましょう。数字の数はそのまま得点。いくつか特殊効果のある勲章もあるので、計算して順位が決まります。

「ストーリーカード」は5種類が20枚ずつ。「ナレーターカード」も2セットあるので、やるたびに物語の展開が変わって面白そうです。

想像やアイデアのゲームながらも、常にカードという選択肢があるので、そうした発想が苦手な子も楽しめるのがいいところ。得点を競う楽しさもありつつ、みんなでワイワイやれる雰囲気が楽しいゲームです。

(おわり)

「ヒトトイロ」─みんなで合わせる、色の連想ゲーム─

「ヒトトイロ」は、お題から連想される色をみんなで揃えることを目指す、全員協力型のコミュニケーション系ゲーム。簡単そうに思えて、意外とうまくいかないのが逆に楽しかったりします。

2~6人で遊べて、4人プレイ時のセット例はこんな感じ。まん中に積んであるのは「お題カード」の山札。手札は10枚ずつです。

手札はさまざまな「色カード」。本来は15色のカードがあるのですが、そこからランダムに選んだ5色を全員共通に取り除いて、みんなが同じ内容の手札10枚でゲームを始めます。

ゲームを始めたら「お題決め役」を順番に回していきます。「お題決め役」は山札から1枚「お題カード」を引き、まずは「1」の欄に注目します。上の写真のカードの場合、「料理」。そこで「お題決め役」は「料理」というジャンルのお題を考えて宣言します。

ここでは「お寿司」としてみましょう。お題が決まったら、各プレイヤーはそこから連想される「色カード」を1枚、伏せて自分の前に出します。

全員で協力して目指すのは、お題に対してみんなが同じ色を出すこと。ゲームの最後に「色カード」を公開し、全員が揃っていたら成功!というわけです。お題とつながる色をまずはイメージすることがポイント。

ちなみに「お寿司」というお題だったら何色を出しますか? 私がプレイしたときには、全員が「赤」で揃いました。ごはんの白と迷いつつ、みんながマグロを連想して見事成功。迷いもあった分、うまくいったときに「おおーっ!」という嬉しさがありました。

この「お題決め→カード出し」を全部で5ラウンドおこないます。その際、2ラウンド目のお題はカードの2段目、3ラウンド目は3段目…と移っていきます。マニュアルによると、下に行くほど難しいとのこと。上の写真の例では、4ラウンド目のジャンルは「月(Month)」。確かに色をイメージするには難しいかも。

ここでは「カレーに入っているもの」として「ジャガイモ」、「重いもの」として「鉄」、「月」として「11月」というお題が決まったとしてみましょう。それぞれどんな色を思い浮かべますか?

「お題カード」は4段目までしかないため、5つ目のジャンルは4段目から決めていきます。上の場合では「くさいもの」。手札はだんだん減っていくので、共通の色をイメージしやすいお題を考えるのも頭のひねりどころで楽しい。

私の実際のプレイ例ですが、上の状況で「お題決め役」になったとき、「くさいもの」のお題として出したのは「カメムシ」。「あー、そういうことね!」と響き合う手応えがあるのも嬉しい場面です。

こうして5ラウンド終わったら、いよいよ答え合わせ。説明書のルールとしては、全ラウンドそれぞれで、全員が同じ色を出していたらミッション成功、とのこと。

上の例では、「鉄=黒」「カメムシ=きみどり」が揃ってます。「11月」に茶色と黄色が出てきたのは、落ち葉とイチョウに分かれた模様。ゲームのルールとしては失敗でも、違っていると「え?なんで?」「あー、そっちか!」と盛り上がって楽しかったりもする。

「お題カード」はたくさんあるので何度も楽しめそう。ゲームの難度調整として、全てのラウンドで1段目にして簡単にしたり、逆に4段目だけ使って難しくしたりもできます。

色からイメージしたり、人の心理を想像したりするのがおもしろどころ。全員協力型ですから、うまく揃って嬉しいのもさることながら、違ってしまってやりとりが生まれるのも面白い。ミッション成否だけに引っ張られることなく楽しめるゲームです。

(おわり)

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